[東京 3日 ロイター] – 世耕弘成経済産業相は3日、閣議後の会見で、米中の貿易摩擦に関連し「対抗措置の応酬はどの国の利益にもならないと言ってきたし、今後も各国に働きかけていきたい」と述べた。
中国は2日、米国の鉄鋼・アルミニウムの輸入制限に対抗し、128品目の輸入品に高関税をかける報復措置を発動した。
同相は「WTO(世界貿易機関)のルールに則った解決を図ることが適切だと関係国に訴えかけていきたい」とした。
こうした貿易摩擦問題が、今月開かれる日米首脳会談に与える影響については、「(首脳会談の)議題や成果については、現時点で予断を持って答えることはできない」と述べた。
(宮崎亜巳)
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