[オタワ 19日 ロイター] – カナダのカー新貿易相は19日、カナダに対する好意的な見方は世界に多く、米国以外に製品の輸出先を広げるための助けになるとの考えを示した。
トルドー首相は18日、内閣改造を実施。カー天然資源相がシャンパーニュ国際貿易相の後任となった。
カナダの輸出品の75%は米国向け。トルドー首相は2015年11月の就任時から、中国やインドなど主要新興国との貿易を拡大する必要性を訴えてきたが、大きな進展はみられない。
首相は昨年12月北京を訪問。中国との自由貿易協定の協議開始を目指したが、実現しなかった。
政府当局者によると、インドとの通商協定に関する交渉も行き詰まっている。
カー氏は電話インタビューで、カナダの価値や政治的指導力に対して好意的な見方は多いと説明。世界の関心を引きつけるさまざまな方法があり、それを実現していくと述べた。
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