[ワシントン 20日 ロイター] – トルコのチャブシオール外相は20日、トルコ政府によるロシアの地対空ミサイルシステムS400の購入は完了しており、キャンセルできないと明らかにした。その上で、トルコ政府はさらなる国防物資の調達を必要としており、それらを米国から購入する可能性があるとした。
北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるトルコがNATOと緊張関係にあるロシアからS400を購入したことを受け、米国など他のNATO加盟国は、中東地域におけるロシアの影響力拡大に警戒感を募らせている。
チャブシオール外相はポンペオ米国務長官との会合後、記者団に対し「(S400を巡る)現在の取引は完了している。キャンセルはできない」と説明。「ただ、トルコはさらに国防物資を必要としている。同盟国からの購入が望ましい」と述べた。
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