米中、閣僚級貿易交渉を再開 週末まで延長の可能性も

2019/02/22 更新: 2019/02/22

[ワシントン 21日 ロイター] – 米中は21日、ワシントンで閣僚級の通商協議を再開した。追加関税発動の期限である3月1日を1週間強に控える中、貿易戦争終結に向けた合意を目指す。

米国からはライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン財務長官、中国からは劉鶴副首相と中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁が協議に出席。

協議は2日間の日程だが、週末まで延長される可能性もある。

交渉期限内に合意できなければ、中国からの輸入品2000億ドル相当に課している追加関税率は、10%から25%に引き上げられる。

ロイターは前日、閣僚級交渉では、主要な構造問題で6つの覚書を準備し、技術移転、知的財産権、サービス、為替、農業、非関税障壁をカバーする見通しと報じた。

中国の高官は21日の夜、9時間以上にわたる協議を終了して米通商代表部のオフィスを後にしたが、記者団からの質問には答えなかった。

22日に終了予定の通商協議の後に、劉鶴副首相がトランプ米大統領と会談を行うかは不明。トランプ氏は、協議で十分な進展があれば、3月1日の追加関税発動期限を延長することができるとの考えを示している。

*内容を追加しました。

Reuters
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