[ブリュッセル 25日 ロイター] – 北大西洋条約機構(NATO)米代表部のハッチソン大使は25日、トルコがロシア製ミサイル防衛システム「S400」導入を進める場合、トルコ軍が米最新鋭ステルス戦闘機「F35」を飛行させたり、開発に関わるのを阻止すると述べた。
ハッチソン大使は、トルコがロシアからミサイル防衛システムを導入すれば「結果が伴う」し、「ロシア製システムを同盟内で使用することで、F35に影響が及んだり、不安定化させることはできない」と述べた。
トルコは機体や着陸装置などのF35部品を提供。ハッチソン大使は、トルコが製造面で重要なパートナーだが、安全保障上のロシアの懸念が最も重要だと述べた。
トルコのエルドアン大統領は、米国などの懸念にもかかわらずS400導入を進める姿勢をあらためて強調。与党議員に対し、「ロシアから購入したS400システム搬入は来月から始まると期待している」などと述べた。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。