カリフォルニア大学、電球関連の特許巡りアマゾンなど小売5社を提訴

2019/07/31 更新: 2019/07/31

[30日 ロイター] – カリフォルニア大学は30日、フィラメントLED電球に関する特許4件を侵害しているとして、アマゾン<AMZN.O>など小売5社をロサンゼルス連邦地方裁判所に提訴した。

提訴されたのはアマゾンのほか、ウォルマート<WMT.N>、ターゲット<TGT.N>、イケア[IKEA.UL]、ベッド・バス・アンド・ビヨンド<BBBY.O>。

フィラメントLED電球は従来の電球に比べ使用エネルギーが90%削減され、持続時間も長い。

侵害されたとされる特許は、2014年にノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏が教授を務めるカリフォルニア大学サンタバーバラ校の研究者が「電球の再発明」と称する研究に関連している。

カリフォルニア大学は今回の訴訟で、特許使用料を含む損害賠償金のほか、小売業者に対しライセンス契約を締結するよう求めている。賠償金の金額は明らかにされていない。

また小売業者がメーカー側に特許尊重を義務付けなかったとして、小売業者の業務面に関する調査を米国際貿易委員会(ITC)に求めた。

小売業者はいずれも現時点でコメント要請に応じていない。

Reuters
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