横田めぐみさんの母・早紀江さんをはじめとする、北朝鮮による拉致被害者の家族は20日、都内の米大使公邸を訪れ、訪日中のシャーマン米国務副長官と面会した。拉致被害者家族がバイデン政権の高官と面会するのは今回が初めて。シャーマン氏は、外交分野におけるナンバー2の官僚となる。
It was deeply moving to meet the families of Japanese citizens abducted by the DPRK. The United States stands with Japan in calling for the immediate resolution of the abduction issue. pic.twitter.com/nNzD1wzq3o
— Wendy R. Sherman (@DeputySecState) July 20, 2021
この面会にあわせて、シャーマン氏は「北朝鮮に拉致された日本人のご家族にお会いできたことは、大変感慨深い。米国は日本とともに、拉致問題の即時解決を求める」とコメントを発表した。
日本のメディアによると、早紀江さんは拉致被害者の1日も早い帰国実現への支援と協力を求めた。記者団に対して「苦しい思いをして待っている人がたくさんいるので、助けてほしい」と話したという。
めぐみさんの兄・拓也さんは、シャーマンさんの言葉に勇気づけられたという。また、日本政府が問題解決に向けた決意を示してほしいと語った。
また、拉致被害者である田口八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんは、亡くなった横田滋さんのことを紹介した。「もう時間は残されていない。死によって家族が永遠に離れ離れになるようなことがあってはならない」と述べた。
(佐渡道世)
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