陸上自衛隊の第1空挺団は7月30日、「グリーンベレー」の通称で知られる米第1特殊部隊群とグアム島にて共同空挺降下訓練を行った。空挺隊員が日本国内で輸送機に搭乗し、海外に直接飛行して降下する訓練は陸上自衛隊にとって初となる。今回の訓練は米軍がインド太平洋地域で実施する大規模な演習「ディフェンダー・パシフィック21」と連接したものであり、離島防衛を想定している。
7/30 陸自初の海外直接降下訓練を日米共同で実施。離島防衛を想定、即応力強化が目的。 https://t.co/VFuNl51Ohy
— 岸信夫 (@KishiNobuo) August 2, 2021
米第1特殊部隊群はアメリカ陸軍の特殊部隊であり、対ゲリラ・対テロ作戦の実績を持つ。岸信夫防衛大臣は訓練について、「陸自初の海外直接降下訓練を日米共同で実施。離島防衛を想定、即応力強化が目的」とツイートした。
7月30日にグアム、アンダーセン空軍基地で横田基地所属C-130Jスーパー・ハーキュリーズから空挺降下訓練を行った、米陸軍第一特殊部隊群と陸上自衛隊第一空挺団のインタビューです。
Video by U.S. Army Pacific Public Affairs Office pic.twitter.com/sbEkUeN2oZ— Yokota Air Base 横田基地 (@374AirliftWing) August 2, 2021
米第1特殊部隊群は公式ツイッター上で、「両国の空挺隊員がともに訓練を行うことにより、地域における信頼できるパートナーとして相互のコミットメントを示すと同時に、より強固な関係を構築した」と投稿した。
(王文亮)
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