米北東部豪雨、少なくとも46人死亡 州知事「インフラ改善を」

2021/09/04 更新: 2021/09/04

[ニューヨーク/ラプレイス/ニューオーリンズ 3日 ロイター] – 米北東部4州を襲った突然の記録的豪雨による死者数が少なくとも46人に達した。ニューヨーク・ニュージャージー両州の知事は3日、異常気象に対応するためにはインフラ改善が必要との認識を示した。

公式発表によると、豪雨による死者数はニューヨーク州で16人、ニュージャージー州で25人、ペンシルベニア州で4人、コネチカット州で1人。ただ、ニュージャージー州では少なくとも6人がなお行方不明になっており、死者数が増える可能性があるという。

ニューヨーク州のホークル知事は、異常気象がますます頻繁に起こることを想定すべきと警告。同州の災害通知システムが様々な言語に対応していないなどの弱点が露呈されたと述べた。

また、ニュージャージー州のマーフィー知事は、過去3年間で水関連のインフラに15億ドル、洪水対策に2200万ドルを投じるなど、すでにいくつかの措置が取られていることを強調しながらも、気候変動への対応について「やるべきことは多い」と述べた。

この日、ハリケーン「アイダ」で壊滅的な被害を受けたルイジアナ州を訪問したバイデン米大統領は、アイダはルイジアナ州だけでなく、東海岸全域で信じられないほどの被害をもたらしたとし、電力復旧を巡る市民の不満に理解を示した上で、政府は電力供給に「24時間体制」で取り組んでいるとした。

Reuters
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