中国当局が台湾産の果物「バンレイシ」と「レンブ」の輸入を禁止したことを受け、スイスの国会議員は22日、支援を表明した。
台湾の中央通訊社(CNA)によると、駐スイス代表処(大使館に相当)が同日、主催した会合に参加したスイス国民議会(下院)のアンドレアス・グラルナー(Andreas Glarner)議員は、スイス台湾商工会が今回禁止対象となったレンブの輸入を計画していると述べた。同会はスイスと台湾の貿易を促進する目的で設立されており、同議員が会長を務めている。
議員は、中国は政治的な理由で台湾の果物を禁輸したと批判し、「スイスは台湾を支持すべきだ」と述べた。
中国当局は20日、害虫を検出したとして2種類の台湾産フルーツの禁輸を発表した。今年3月にも中国の税関当局は検疫上の理由で台湾産パイナップルの輸入を禁止した。日本の大手小売りスーパーが取扱量を増やすなどして支援した。
(翻訳編集・李凌)
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