[東京 24日 ロイター] – 加藤勝信官房長官は24日午後の会見で、デジタル庁の赤石浩一デジタル審議官が事業者から接待を受け、減給10分の1(1カ月)の懲戒処分を受けた問題に関連し、接待の一部に平井卓也デジタル相が同席し、平井氏自身の判断で大臣給与の1カ月分を自主返納することになったと述べた。
デジタル庁は赤石氏の懲戒処分を24日に発表したが、平井担当相は同日午前の会見で、自身の同席の有無に言及していなかった。
加藤官房長官の説明によると、赤石氏は昨年9月から12月の間に直接の利害関係のない事業者と計3回、会食していた。そのうち1回について、平井氏が同席していたという。
平井氏は、会食に同席した当時、赤石氏の直接の上司ではなかったが、一定の責任があると平井氏自身が判断し、給与の自主返納を決めたという。
自主返納に関し、加藤官房長官は「大臣規範に抵触するかどうかの問題ではない」と説明した。
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