中共ウイルス(新型コロナウイルス)のワクチンをめぐり米社会の分断が一層深まっている。この度、コロラド大学病院がステージ5の腎不全を患う女性に対し、「ワクチンを受けていない」との理由で腎臓移植を拒否していたことが当局により確認された。
レイラニ・ルタリ氏は、9月28日コロラド大学病院の移植チームから手紙を受け取った。そこには、「新型コロナウイルスのワクチン接種を受けていないというコンプライアンスに抵触するため、(移植)リスト上で名前を無効化する」と書かれていた。さらに30日以内にワクチンの接種を完了しなければ、「腎臓移植リストから削除する」と付け加えられていたという。
ルタリ氏は病院関係者から以前、移植を受けるのにワクチン接種は必要ないとの説明を受けていたと主張。しかし、「1カ月後には方針が変わっていた」と語った。また確定していた同氏の生体ドナー(ワクチン未接種)は中共ウイルスの抗体検査で陽性であることを確認しているにもかかわらず、病院側はワクチン接種を要求してきたという。
コロラド大学病院は訴えを受けて、「ほとんどすべての状況において、レシピエントと生体ドナーは今後、他の健康上の条件を満たし、追加の予防接種に加えて、新型コロナウイルスのワクチン接種を要求される」と報道機関に声明を出した。
米国の臓器移植システムを管理する非営利団体「ユナイテッド・ネットワーク・フォー・オーガン・シェアリング(UNOS)は、ワクチン接種などが移植施設に義務付けられているわけではなく「独自の決定で行っている」と述べた。
中共ウイルスワクチンをめぐり、移植を拒否されたケースは今回が初めてではない。ワシントン州では、ワクチン未接種を理由に、病院側が心臓移植手術の受け入れを拒否したと報告されている。
(翻訳編集・山中蓮夏)
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