米ニューヨーク州立大学バッファロー校は、期限までに必要な種類を提出しなかったとして、一部中国人留学生の学生ステータスを抹消した。英ロンドン拠点の国際教育情報サイト「The PIE News」12日付が報じた。
米国の法律によると、留学生はキャンパスに到着してから30日以内に学校側に出入国記録カード(I-94フォーム)を提出する必要がある。カードは認められた在留資格と滞在期限を証明し、米国に合法的に入国したことを確認するためのものだ。
同校は、資格を抹消された学生が、「到着前のウェビナーに参加せず、到着前のニュースレターや電子フォーム、電子メールを読まず、入国審査のセッションにも参加しなかった」とし、学生資格抹消の対応は適切だと主張している。
The PIE Newsの記事によると、一つの学校によるこの大規模な学生資格の取り消しは初めてだという。
影響を受けた30人超の学生は、即時の出国に迫られている。
全米国際教育者協会(NAFSA)傘下の中国グループは同校宛の書簡で、学生が出入国カードコピーを提出しなくても、学校は税関・国境警備局の公式サイトから直接取得できると指摘し、処分の取り消しを求めた。
同記事は同校の中国学生学者連合会の話として、ニューヨークにある中国総領事館も介入を試みたが、大学側から受け入れられなかったと報じた。
(翻訳編集・李沐恩)
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