岸田文雄首相は、茂木敏充氏の自民党幹事長就任にともなう離職により空席となる外相職を、自らが次の組閣まで兼任する。4日に官邸で開かれた記者会見で明らかにした。
組閣から1カ月を迎え「自民党総裁選挙、組閣、解散総選挙、スピード感を持って進めてきた。これからは政策の実行だ」と述べた。コロナ対策や経済・外交安全保障の課題を踏まえ、政策の実行を進めると強調した。
首相は3日午後に、英グラスゴーで開かれている国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)の会合を終え帰国。0泊2日、英国滞在時間8時間というタイトなスケジュールだった。
COP26期間中は、外相時代に交流した旧知の仲であるジョンソン英首相、米ケリー気候問題担当大統領特使とも再会。そして、ベトナムのチン首相、グテーレス国連事務総長、豪モリソン首相と意見交換をした。
米バイデン大統領とも短時間懇談し、日米同盟の強化や自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて緊密に連携していくことを確認した。首相は、年内までの訪米に向けて調整するという。
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