[ラパルマ 14日 ロイター] – 大西洋のスペイン領カナリア諸島のラパルマ島にあるクンブレビエハ火山で断続的に発生していた火山性地震が13日夜に止まった。専門家らは、9月19日から続く噴火の終焉が近づいていることを必ずしも意味するものではないと慎重な見方を示している。
カナリア諸島火山研究所の14日発表によると、地震活動は現地時間13日午後9時ごろにほぼ停止。その後、揺れのない状態が噴火開始以来最も長く続いているという。
研究所は「これまで、揺れが停止した後に再び活動が活発化しており、今回の停止が噴火終焉を示唆するわけではない」とツイッターに投稿した。
クンブレビエハ火山の噴火は1500年の観測開始以来、カナリア諸島で最も長い活動となっており、数週間にわたり複数の溶岩流流出も見られた。これまでに数千人が避難、少なくとも2910棟が倒壊、主要産業のバナナプランテーションが破壊された。
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