[ニューデリー 17日 ロイター] – インドのモディ首相は17日、暗号資産(仮想通貨)がもたらす課題に対処するため、世界共通の取り組みが必要との認識を示した。
世界経済フォーラム(WEF)主催のオンライン会議「ダボス・アジェンダ」で、関連技術の課題に対処するには一国の判断では不十分だとし、「われわれは同じような考え方を持つ必要がある」と述べた。
インドは仮想通貨関連の規制を検討しており、昨年12月に国会に法案が提出されるとみられていたが、棚上げされた。
これまでに大半の仮想通貨を禁止する計画を示している。
インド中央銀行も、金融の安定性に影響を与えかねないとしてデジタル通貨について「深刻な懸念」を表明している。
モディ首相はまた、多くの国と自由貿易協定(FTA)の締結に向け取り組んでいると明らかにした。インドは最近、英国とのFTA交渉入りを発表している。
モディ氏は、インドは世界のサプライチェーンでパートナーとしての信頼性を高めることに意欲的で、同国に投資するには絶好の時期だとも述べた。
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