[モスクワ 26日 ロイター] – ロシア大統領府のウェブサイトが26日、ダウンした。これに先立ち、ロシアのさまざまな政府機関や国営メディアのサイトがDDoS(分散型サービス拒否)攻撃を受けていると伝えられていた。
ウクライナのミハイロ・フェドロフ副首相はこの日、ロシアのサイバー攻撃に立ち向かうため、IT部隊を創設すると発表した。
また、国際ハッカー集団「アノニマス」も、ロシアにサイバー攻撃を仕掛ける計画を明らかにしていた。
ウクライナでは23日、複数の政府機関サイトがアクセス不能に陥り、政府は大規模なDDoS攻撃が開始されたと明らかにした。
この攻撃の一部を巡り、サイバーセキュリティー会社「ESET」の研究者は、ウクライナで新たに発見された破壊的なソフトウエアが数百台のコンピューターを攻撃していると指摘。データ消去プログラムが「ウクライナの数百台のマシンにインストールされ」、攻撃は過去2、3カ月の間に準備されていた可能性が高いとした。
誰がこのデータ消去プログラムに関与しているのかは明らかになっていないものの、ロシアはウクライナなどの国に対してハッキングを行ったとして繰り返し非難されている。ロシアは疑惑を否定している。
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