ウクライナ検察当局は、新生児2人を同国から連れ出そうとして逮捕した中国人男らは留学生であり、赤ちゃんは代理出産で生まれたと発表した。
中国人の男2人は14日、赤ちゃんをチェルニウツィ(Chernivtsi)の国境検問所からルーマニアに連れ出そうとしていた。赤ちゃんの身元を示す書類を所持していなっかたという。
検察当局の声明によると、赤ちゃんは昨年12月にキエフの病院で産まれた。逮捕された男の1人はキエフの大学に在籍する留学生だという。
男2人は中国の知り合いからの依頼を受け、ある「ボランティアグループ」から代理出産の赤ちゃんを受け取った。
ウクライナは営利目的の代理出産を法律で禁じていない。毎年、代理出産で2000人の赤ちゃんが産まれているという。依頼主は主に西ヨーロッパと中国に在住している。代理出産費は2万~3万ポンド(約312万~469万円)と他国より安い。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、代理母に対してウクライナから離れるよう求める外国人の親が増えている。ただ、外国に避難した場合、代理出産は違法な行為として取り締まられる可能性がある。
(翻訳編集・李沐恩)
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