高まる中国共産党の脅威にどう対抗していくべきか。米シンクタンク、ヘリテージ財団のケビン・ロバーツ会長は中国共産党を「過去最大の挑戦者」と表現し、米国の指導者はこれを効果的かつ強力に撃退することができていないと指摘した。
ロバーツ氏は大紀元の動画コンテンツ「EpochTV」で「米国の歴史において、ひいては世界の自由にとって、中国ほど脅威となる敵国はなかった」と述べた。全体主義的な悪政を通して影響力を拡大する中国共産党に米国は十分に対応できていないと指摘した。
米政権は大混乱を招いたアフガニスタンからの撤退やウクライナへの戦闘機の提供拒否などの失策により、「米国は無能で弱い」と中国に示していると批判した。
ロバーツ氏は米国両党の指導者たちが中国共産党と和解することが最善の方法だと考えていることにも危機感を示し、ヒトラーに宥和的な態度をとったことで知られるイギリスのチェンバレン首相の姿勢に類似すると述べた。これは米国の「現代史における最大の教訓」だとし米国は中国共産党に対して同じ過ちを犯すわけにはいかないと強調した。
中国共産党はビジネスを通して米国社会に浸透している。「米国の大学への中国共産党の投資を排除しなければならない」「この国にある中国共産党のあらゆる要素を根こそぎ引き剥がさなければならない」と付け加えた。
米国の指導者は中国共産党を抑止するために、ソ連と強く戦ったロナルド・レーガン大統領のような決意を持たなければならないとロバーツは言う。
「レーガン大統領は、国連の宥和派からのあらゆる忠告に抗して『ソ連の壁を崩壊せよ』と発言する勇気を持っていた」「もし我々が道徳的な明確さや自由を守るために戦わないのであれば、おそらく米国自身が国として存在する資格がないのかもしれない」
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