3月下旬から新型コロナ(中共ウイルス)による都市封鎖が続く上海市は4月24日、新たに51人の死亡を発表した。17日まで死者はゼロだった。これまで40万人が感染しているが、死者数があまりに少なく、政府発表の信憑性を疑う声が高まっている。
上海市龍華殯儀館(火葬場)のスタッフは4月中旬、米ラジオ・フリー・アジア(RFA)の電話取材に対し、新型コロナの感染が拡大してから、同火葬場の稼働率が大幅に増えたと漏らしたが、具体的な情報は開示しなかった。
中国メディアは同市嘉定区殯儀館(火葬場)で起きたトラブルを報じた際、「4月1日から従業員全員が24時間職場に待機している」と言及した。「毎日深夜12時まで遺体の焼却に取り掛かっており、現在の死亡者数は昨年同時期の2倍に増えた」と仕事量の急増を強調した。記事はその後、取り下げられた。
4月22日のツイッター上のある投稿によると、同火葬場が 「4月に入ってから、1日に800体以上を火葬し、 下旬までにおよそ1万6000体を処理した」という。
上海には嘉定区殯儀館を含めて11カ所の火葬場がある。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル3月31日によると、市内老人ホームで働く用務員は、夜間に霊きゅう車6台を見たと証言した。十数人の遺体を見たとの目撃情報もあるという。
(翻訳編集・叶子静)
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