中国 強行計画に反発拡大

中国で抗議止まらず 火葬場問題で再衝突=広東

2026/03/26 更新: 2026/03/26

中国・広東省信宜市で3月25日、火葬場の建設に反対する住民が再び街頭に集まり、機動隊と激しく衝突した。現場では石や卵が飛び交い、警察が住民を取り押さえて連行する様子を確認している。

この抗議は3月17日に始まった。本紙が現地住民から得た情報によると、市役所前などで連日抗議が続き、19日には警察が突入して強制的に排除した。現場では負傷者や拘束者も出ている。

しかし、強制排除の後も住民の抗議と不満は収まらなかった。25日、住民は再び集まり抗議を行った。参加者は本紙に対し、「衝突するつもりはなかったが、警察が見せしめのように住民を連行していった」と明かした。この日は約3千人が集まったという。

当局は道路を封鎖し、村の出入りを制限。停電や情報統制が行われていると、本紙には複数の住民から同様の情報が寄せられている。

 

(現場の様子)

 

問題の火葬場は、複数の集落に近い場所に建設が進められている。最も近い村とは約200メートル、別の村でも約700メートル、小学校からも約600メートルの距離にある。生活圏のすぐそばでの建設に、住民の反発は一気に強まった。

本紙の取材では、土地は当初「道路建設」と説明されて収用されており、住民が計画を知ったのは3月16日の公示後だった。その時点で工事はすでに進んでいたという。

同様の衝突は過去にも起きている。2019年、同じ茂名市で火葬場建設をめぐる抗議が発生し、警察が催涙弾や放水で鎮圧、計画を中止した。その後の移転先でも反対運動が起きている。

今回の計画は、これまで複数の場所で検討するたびに住民の反対に遭い、最終的にこの地域に持ち込まれたものだと住民は話す。

一度は押さえ込まれた抗議は、再び街頭に戻ってきた。住民の反発は収まっておらず、この問題は今も続いている。

 

(現場の様子)

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
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