[台北 19日 ロイター] – 台湾外交部は、今月22─28日の世界保健機関(WHO)年次総会について、WHOからオブザーバー参加への招待がなかったとして「不満と遺憾の意」を表明した。
台湾は、台湾を自国の一部と見なす中国の反対で、WHOを含め大半の国際組織に参加できない状態となっている。
台湾はWHOへの参加が認められなければ、新型コロナウイルス対策への取り組みが阻害されると主張している。
外交部は「WHOは中立的・専門的な立場を維持せず、台湾が参加する必要性と緊急性を繰り返し無視している」との声明を発表した。
WHO幹部は今週、加盟13カ国が台湾のオブザーバー参加を提案しているとし、参加の是非に関する決定は総会2日目となる23日に下される公算が大きいと述べている。
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