中国共産党による非人道的なゼロコロナ政策により、中国国民の心はますます党から離れている。全世界脱党支援センターによると、6月1日現在、中国共産党とその関連組織から脱退した中国人は3億9600万人に上った。
今年に入り、中国最大の都市・上海に続き、各都市でもロックダウンや移動制限が実施された。非人道的ともいえる政府の政策のもと、深刻な食糧不足などに直面した国民の忍耐は限界に達し、その不満の矛先は、一党独裁体制を敷いてきた中国共産党に向きつつある。
大紀元は2004年、中国共産党の暴力と欺瞞の歴史を論じた『共産党についての九つの論評(九評共産党)』を発表。中国内外で中国共産党とその関連組織(中国共産党、共青団、少先隊)から脱退する運動の発端となった。
中国共産党とこれらの関連組織に加入する際、同党の旗に向かって「一生を党に捧げる」と誓った中国人にとって、「三退」することはこの野獣の烙印を消し去ることを意味する。
以下は、5月に中国共産党との鎖を断ち切った中国人の発言である。
「中国共産党は恥知らず」
中国共産党の中共ウイルス封じ込め政策により被害を受けた上海市民の羅斉、張新同、葛一傑の各氏は、脱退申し出を受け付けるウェブサイト「Tuidang.org」を通じて声明を発表した。三退することによってのみ、中国共産党の奴隷から解放されると認識したという。
「私たちは食べ物がない。しかし、国家の宣伝機関である中国中央テレビ(CCTV)は、食料供給は豊富で、生活は良好だと主張している」「邪悪な中国共産党の辞書には恥という言葉がない」
中国共産党の元支持者が三退
中国沿海部の山東省出身の初俊文氏は、かつて中国共産党を支持していたが、今回の新型コロナウイルス(中共ウイルス)政策によりその本性に目覚めたという。声明の中で、感染が確認された後に受けた非人道的な扱いを明らかにした。
「家の扉を溶接され、買い物にも仕事にも行けなかった。感染症対策室の職員は生活を妨げた」。同氏は職員らに懇願したが出勤できず、失職したという。
中国のネット封鎖をかいくぐり、真実を知ったという初俊文氏は「もっと多くの中国人が中国共産党の本質を見抜き、暴力行為を止めてくれることを願う」と記した。
高官はウイルスで金儲け
中国最北端の黒竜江省出身の尹凡氏は、20年以上前に中国共産党の少先隊に入団した。「上海を見よ、役人は外国から来る救援物資で利益を得た。なかには、もっと儲けるためにパンデミックを続けるべきだという人もいた」。
また、ハルビン市の男性が、長期にわたる封鎖で多額の借金を背負ったため、自ら火を放ったという事件も明らかにした。男性は周囲の救助により一命を取り留めた。しかし、国営メディアは報道で「放火」事件としか言わず焼身自殺を図った事実を隠していたという。
「恥知らずの中国共産党は報復を受けるだろう。私はその生贄になるつもりはない」
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