中国経済情報を提供する米調査会社、チャイナ・ベージュブック・インターナショナル(CBBI)の最新調査によると、中国経済は7月にさらに悪化した。
ブルームバーグによれば、CBBIの調査では、7月の工場生産と新規受注は2020年半ば以来の低水準に減速した。小売業の雇用は過去2年間で最悪となった。
CBBIのリーランド・ミラー最高経営責任者(CEO)は声明で、中国経済の「7月の回復説に注意すべきだ」と市場関係者に忠告した。一部の市場関係者は感染対策による行動規制が緩和されたことに安心している。しかし、「7月のデータでは、企業は依然として投資や借り入れ、特に採用を大部分拒否していることが示された」と同氏は指摘した。
CBBIは、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染拡大で最も打撃を受けているのは、中国の小売業だとした。小売業の売上高の伸びは4カ月連続下落した。
最新調査は、上海市などで6月に都市封鎖が緩和された後、他の地域で再び新規感染者が急増し始めたため、中国経済の「脆弱な」回復を脅かしているとの見方を示した。
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