「安倍元総理に感謝の気持ちや弔意を伝えませんか」ー。奈良県内で選挙演説中に凶弾に倒れた安倍晋三元首相の逝去から49日。誰でも献花を行えるようにと、20代から30代の有志者が「デジタル献花サービス」を25日、公開した。同日11時までに4000人近くが献花を行い、安倍氏への想いをつづっている。
このデジタルプロジェクトでは、ユリや菊、桔梗、ランの画像を選択した後メッセージを送付できる。ウェブサイトのBGMは、生前、安倍氏が自身の動画チャンネル「あべ晋三チャンネル」で披露したピアノ演奏「花は咲く」。献花の受付期間は国葬儀が行われる9月27日までとなっている。
デジタル献花プロジェクトを立ち上げた運営委員会は25日、公式ツイッターアカウントで「改めて安倍さんのご冥福をお祈り申し上げます。多くの方から心温まるメッセージをいただいています。安倍さん、ご覧になられていますか。これだけ多くの方があなたの死を嘆き、悲しんでいます。そして、心より感謝をしています。どうか安らかに」と弔意と謝意を示した。
政府は、9月27日に東京・日本武道館で安倍氏の国葬(国葬儀)を行うと発表している。参列者は6400人程度とされ、政府は経費を近く閣議決定する。世界各国の要人の出席も調整中とされ、ハリス米副大統領、オバマ米元大統領、仏マクロン大統領、独メルケル前首相らが参列すると報じられている。
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