米国の駐中国大使ニコラス・バーンズ氏は29日にオンライン出席した会合で、中国人は平和的な抗議を行う権利を有していると述べた。中国全土で巻き起こる抗議活動について発言した米政府関係者としては最高位となる。
「中国人は平和的な抗議を行う権利を有する。彼ら自身の観点を示す権利を持っている」とバーンズ氏は指摘した。「それは全世界で基本的な権利であり、妨げられることがあってはいけない」
中国各地では中共ウイルス(新型コロナ)の感染者数が増加している。バーンズ氏は、中国にとって「非常に重要な時期」であるとし、一連の抗議活動が及ぼす長期的な影響については不明だとした。
米国防総省のカービー報道官は28日「中国の人々が声を出す時が来た」とし、「抗議者は自らの声を上げている。私たちは平和的な抗議者を支持する立場を表明する」と述べた。
そして「物事の行く末を見守りたい。中国人にとって間違いなく重要な出来事だろう。注意深く観察している」と語った。
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