[アンタキヤ(トルコ) 12日 ロイター] – トルコ南部のシリア国境近くで6日発生した大地震からほぼ1週間が経過した12日、がれきの下から新たに生存者が救出された。6日の地震とその後の余震による死者は両国で3万3000人を超えており、生存者発見の確率が下がる中、今後さらに増加する見通しだ。
トルコでは2万9605人が死亡。シリアでは3500人以上が死亡したが、この数字は2日間更新されていない。
選挙を控えて地震への対応で批判を浴びているトルコのエルドアン大統領は、数週間以内に復興に着手すると表明した。
トルコでは今回の地震を受けて建物の耐震性が焦点になっており、当局は倒壊を巡り建設業者に対する法的措置に乗り出した。オクタイ副大統領は被災した10県で倒壊した多数の建物の一部について、これまでに131人を容疑者として特定したと明らかにした。
被災地では略奪など治安の悪化も報告されており、エルドアン大統領は略奪者を厳しく処罰する方針を示している。
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