[ソウル ５日 ロイター] – 北朝鮮の外務省は５日、米国と韓国に対して合同軍事演習の即時中止を要求するよう、国連に要請した。

金先敬外務次官（国際機構担当）の談話として朝鮮中央通信（ＫＣＮＡ）が伝えた。金次官は、米韓の演習と言動は「対立のレベルを無責任に高めている」と指摘した。

米韓両軍は３日、上陸訓練を含む大規模合同軍事演習「フリーダムシールド（自由の盾）」を１３─２３日に実施すると発表した。

金次官は「国連と国際社会は、米国と韓国に対して、挑発的な発言や合同軍事演習を直ちに中止するよう強く求めなければならない」と主張。「明確な攻撃性」を持つ演習に、国連が一貫して沈黙していることは遺憾とした。

３月５日　北朝鮮の外務省は５日、米国と韓国に対して合同軍事演習の即時中止を要求するよう、国連に要請した。写真は米韓空軍による共同訓練。３月３日撮影（２０２３年　韓国国防省提供／ロイター）