[東京 6日 ロイター] – 防衛省は6日、中国海軍の空母「山東」が太平洋上を航行するのを初めて確認したと発表した。5日午後6時ごろ、同空母を含む3隻が沖縄県波照間島の南約300キロの海域を東へ進むのを確認した。
山東は中国海軍が運用する空母2隻のうちの1隻。初めての国産空母で、2019年に就役した。
台湾国防部も5日、山東が率いる複数の中国艦艇がバシー海峡を通過し、台湾の南東の海域に入ったと発表した。この日は訪米中の蔡英文総統がロサンゼルス郊外でマッカーシー下院議長と会談。台湾当局は、中国軍の動きを注視している。
昨年8月にペロシ米下院議長(当時)が訪台した際、中国は台湾周辺で軍事演習を実施。弾道ミサイル5発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に初めて落下した。
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