[25日 ロイター] – ウクライナ情報当局幹部がドイツ紙ウェルトのインタビューで、ロシアのプーチン大統領暗殺に言及した。これに対しロシア大統領府は25日、治安当局は職務を心得ていると述べた。
ウクライナ国防省情報総局のスキビツキー副局長はインタビューで、戦争で何が起きるか「調整し決定」するのはプーチン氏だとし、同氏の暗殺を望んでいることを明かした。
また、ウクライナの最重要ターゲットがプーチン氏であることを本人も分かっているとした。
「プーチン氏はわれわれが接近していることに気づいているが、自国民に殺害されることも恐れている」と述べた。
ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏、ショイグ国防相、ゲラシモフ参謀総長、軍司令官のセルゲイ・スロビキン氏らもターゲットに挙げた。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は国営テレビで、スキビツキー氏のインタビューを受けてプーチン大統領の警備を強化したか問われ「治安当局は職務を理解し、万事心得ている」と述べた。
また、インタビューはウクライナに対する「特別軍事作戦」開始が正しかったことを裏付けるものだとし「テロリスト政権がテロの願望を語っている。特別軍事作戦は極めて正当かつ必要であり、目標を達成して完結せねばならない」と述べた。
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