新型コロナワクチンからサル由来のウイルスDNAを発見(下)

2023/06/25 更新: 2023/06/26

品質管理が著しく不足していた

シミアンウイルス40(SV40)のプロモーター(遺伝子発現に必須のDNA配列のこと)が、どのようにしてmRNAワクチンに紛れ込むことになったかについては、製造プロセス中の品質管理が不十分であったことが関係しているようだが、開発のどこでSV40が紛れ込んだのかは不明だ。

また、品質管理の不備は、私たちがこれまで見てきたアナフィラキシー反応の割合の高さの原因かもしれない。マッカーナン氏はグリア氏に次のように語っている。

「モデルナとファイザーの両方の二価ワクチンを調査し、一価ワクチンはファイザーのみを調査した。3つのケースすべてにおいて、ワクチンに二本鎖DNA汚染物質が含まれている」

「そのDNA配列を解析すると、RNAを作るために使用される発現ベクターと思われるものと一致することがわかる。プラスミドなどからのDNA汚染物質が注射剤に混入しているのを見るたびに、人々が最初に考えることは、 大腸菌エンドトキシンが存在するかどうかだ。なぜなら、それは注射された人にアナフィラキシーを引き起こすからだ」

「そしてもちろん… テレビで報道されているだけでなく、ワクチン有害事象報告制度(VAERS)のデータベースでもアナフィラキシーがたくさん報告されている。これを注射された人々が倒れていくのを見ることができる。 これは、この大腸菌がDNAを製造するプロセスでの背景かもしれない…」

規制当局は汚染問題を認識していた

5月20日のSubstackの記事で、マッカーナン氏は、ファイザー自身が、サンプルロットによって二本鎖DNAの汚染レベルに大きなばらつきがあることを示すエビデンスを欧州医薬品庁 (EMA)に提出したと指摘している。

EMAが考え出した二本鎖デオキシリボ核酸(dsDNA)の任意の制限が330ng/mgだったのに対し、ファイザーがEMAに提出したデータでは、サンプルロットによってDNAの含有量は1ng/mgから815ng/mgまであった。

マッカーナン氏は記事で次のように述べている。

「この制限は、dsDNAが脂質ナノ粒子(LNP)にパッケージ化されている場合のその汚染の可能性を考慮していないかもしれない。パッケージ化されたdsDNAは遺伝子治療としてより強力だ。このDNAがパッケージ化され、トランスフェクション(核酸を細胞に人為的に導入するプロセス)の準備ができていることは分かっている。DNA がトランスフェクションの準備ができたLNPにパッケージ化されている場合は、さらに低い制限を適用する必要がある…」

「ファイザーが都合よくデータを選んで、EMAに10ロットを提供していたとしても、1〜815ng/mgのばらつきが見られる。この研究を100ロットまたは1000 ロットに拡張した場合、さらに1~2桁の差異が見られる可能性がある」

二本鎖DNAがゲノムに組み込まれる可能性

さらに、マッカーナン氏は、二本鎖DNAがゲノムに組み込まれる可能性についても懸念している。

「少なくともファイザーの側には、SV40プロモーターとして知られるものが入っている。これは発がん性ウイルスの一部であり、ウイルスの全体ではないが、この小さな断片は、非常に悪性の遺伝子発現を引き起こすことが知られている」

「これまで二本鎖DNAを注入するたびに人々が指摘し、FDAでさえ指摘してきた懸念は、このようなものがゲノムに組み込まれる可能性があるということだ」

マッカーナン氏は、ゲノム組込みのエビデンスを提示していないが、特にSV40プロモーターの存在下で引き起こされる可能性を指摘している。

「SAR-CoV-2がヒトゲノムに組み込まれる能力については、健全な議論が行われてきた…この研究は、mRNAワクチンのゲノム組込み能力に関する疑問を引き起こした。 このようなイベントには、アルデンらが記載しているように、LINE-1によるmRNA のDNAへの逆転写が必要となる」

「スパイクタンパク質をコードする配列にdsDNAが混入していれば、逆転写にLINE-1は必要なく、ファイザーのワクチンベクターにSV40核局在化シグナルが存在すれば、組み込まれる可能性はさらに高まるだろう」

様々なリスク

たとえ遺伝子組み換えが行われなかったとしても、外来 DNAが細胞に取り込まれるという事実自体がリスクだとマッカーナン氏は述べている。部分的に発現する可能性や、すでに細胞内に存在する他の転写・翻訳を妨害する可能性があるからだ。

また、バクディ氏は、SV40プロモーターが細胞核に存在せずとも問題が発生すると指摘している。細胞質へのトランスフェクションでは、細胞分裂中に核が分解されて、細胞成分を細胞質基質と交換するため、遺伝子操作も可能になる。

DNAが浮遊し潜在的な問題を引き起こすことに加えて、新型コロナワクチンに含まれるRNAも分解に耐えるように修飾されている。

マッカーナン氏は「予想よりも長く持続する可能性のある2つのバージョンのスパイクタンパク質が浮遊していることになる」と説明した。

もちろん、スパイクタンパク質はウイルスの最も有毒な部分であり、体自体を攻撃する可能性がある。

マッカーナン氏とバクディ氏はともに、mRNAを使用したいわゆる「ワクチン」は、人間に使用するか動物に使用するかにかかわらず、そのリスクの大きさから、全て直ちに中止しなければならないと強く主張している。

東京理科大教授が懸念表明

上のビデオの中で、東京理科大学の村上康文教授は、新型コロナワクチンからSV40プロモーターが発見されたことに懸念を表明している。

「ファイザーの配列を見てびっくりした。ここにSV40配列の一部が入っている。これはプロモーターと言って、遺伝子発現をさせるのに必要な配列だ」

「問題は、SV40は発癌性を持っている有名なウイルスで、その配列が入っているということ。どうして、がんウイルスに由来するような配列がここにあるのか。これは、mRNA型ワクチンを製造するためには全くいらない配列だ」

「もう一つの問題は、この配列が入っていると、DNAが核まで移動しやすくなってしまう、つまり、よりゲノムに入りやすくなってしまうことだ」

コロナワクチン被害者のためのリソース

新型コロナワクチンについて学べば学ぶほど、ますます劣悪に見える。ワクチンとして最悪である上に、無数のメカニズムを通じて、様々な健康被害をもたらす可能性がある。

1回以上の接種を受けて、今考え直しているのであれば、何よりもまず、更なるブースターや、新型コロナ以外のmRNA注射、定期的なワクチン接種は決して受けないべきだ。

自分の体に危害を加えるのはもうやめよう。 明らかな副作用がなかったとしても、健康に長期的な影響が出る可能性があるため、これ以上の注射はやめるべきだ。

副作用に苦しんでいる場合、最初にすべきことは、体が生成しているスパイクタンパク質を除去することだ。ヒドロキシクロロキンとイベルメクチンがそれを可能にする。どちらもスパイクタンパク質に結合し、その除去を促進する。

「フロントラインCOVID-19クリティカル・ケア・アライアンス(FLCCC)」は、「I-RECOVER」と呼ばれるワクチン接種後の治療プロトコルを開発した。 利用可能なデータが増えるたびにプロトコルが更新されるので、上記ウェブサイトから最新バージョンをダウンロードするのが最善策だ。

他にも、「ワールド・カウンシル・フォー・ヘルス」の「スパイクタンパク質デトックスガイド22」では、ハーブ、サプリメント、お茶などの天然物質に焦点を当てている。

2022 年3月の論文レビューでは、スパイクタンパク質の神経毒性に対抗するために、ルテオリンとケルセチンの使用が提案されている。

時間制限食(TRE)やサウナ療法も、オートファジーを刺激することで有毒なタンパク質の除去に役立つ。

この記事で述べられている見解は、著者の意見であり、必ずしもエポックタイムズの見解を反映するものではありません。

Mercola.com の創設者。オステオパシーの医師であり、ベストセラーの著者。ナチュラルヘルスの分野で複数の賞を受賞している。主なビジョンは、人々が健康を管理するのに役立つ貴重なリソースを提供することにより、現代の健康パラダイムを変えること。