「私は本当に、mRNAワクチンの使用を縮小してほしいと考えているし、個人的には、排除されるべきだと考えている。なぜなら、未知の要素が多すぎると思うからだ」と、ロバート・レッドフィールド医師は、12月9日に公開予定のEpochTV番組『American Thought Leaders』のインタビューで語った。
ファイザーおよびモデルナの新型コロナワクチンは、メッセンジャーRNA(mRNA)技術を利用している。これらは、2020年末の新型コロナ流行期に、規制当局から認可を受けた最初のmRNAワクチンであった。
レッドフィールド氏(74歳)は、2018年3月から2021年1月20日まで、トランプ大統領の第1期政権の終了時までアメリカ疾病予防管理センター(CDC)長官を務めていた。
レッドフィールド氏は、いわゆる「ロングCOVID(長期後遺症)」患者のほか、ワクチン障害に苦しむ人々も治療していると述べ、ノババックス社のたんぱく質ベースの新型コロナワクチンについては今なお支持しているが、パンデミック初期に高齢者の死亡を防いだと考えているにもかかわらず、もはやmRNAワクチンの接種は勧めていないと語った。
「私はもうmRNAワクチンを推奨していない。なぜなら、ワクチン障害の問題に行き着くと、mRNAワクチンを接種するということは、身体をスパイクタンパク質の製造工場に変えてしまうことになるからだ」と、レッドフィールド氏はエポックタイムズに語った。
「そしてスパイクタンパク質は、非常に免疫毒性の強いタンパク質だ」
現在のデータに基づくと、ワクチン接種後にどの程度のスパイクタンパク質が産生され、それがどれほどの期間産生され続けるのかは、まだ不明であるとレッドフィールド氏は述べた。
「私のロングCOVID患者の方が、ワクチン障害の患者よりも回復が早いように思われる」と同氏は語った。
「そして、我々の中には、その障害を引き起こしたmRNAが……いまだに転写活性を持ち、新たなmRNA、つまり新しいスパイクタンパク質を産生し続けているのではないかと疑問に思う者もいる」
ワクチン障害を負った患者たちは、ゆっくりではあるが改善してきており、人々は最終的には回復できるということを理解することが重要だと、レッドフィールド氏は述べた。
スパイクタンパク質の産生およびその持続性については、政府内外の多くの専門家の関心を集めている。
食品医薬品局(FDA)の幹部であるヴィナイ・プラサド医師は、この秋、新型コロナワクチンに対する緊急使用許可を撤回した。ワクチンの承認範囲をより限定した更新文書の一つにおいて、プラサド氏は「ワクチン接種の結果、または接種の過程で生成されるスパイクタンパク質が、一部の人々において、一定期間体内に残存する可能性があることを示す臨床的証拠が増えつつある」と記しており、これが一部で「ロングCOVID」と呼ばれる状態につながる可能性があると述べている。
タフツ大学医学部の発生・分子・化学生物学の教授であるシャーロット・クーパーウォッサー氏は、9月に連邦ワクチン委員会で行った発表において、ワクチン接種後、数週間、数か月、さらには数年が経過した後も、mRNAが体内のさまざまな部位で検出されたとする研究を引用した。この発表後、CDCの助言者らは、同機関が新型コロナワクチンの推奨方針を、個々人の要因を重視する形へと調整すべきだと述べ、同機関は実際にそのように変更した。
ワクチン接種後の死亡
レッドフィールド氏は、連邦規制当局が最近、新型コロナワクチン接種と少なくとも10人の子供の死亡との関連を認定したと把握している。当局は死因などの詳細は公表していないが、プラサド氏は、この調査が、FDA長官のマーティ・マカリー医師および他の指導部が、新型コロナワクチンによって引き起こることが知られている心臓の炎症に関する報告を認識していたことを背景に開始したと、メモの中で述べている。
「私は、マーティ・マカリーが、現在発生しているワクチン障害について私たちが知っている事実をすべて明らかにし、それをアメリカ国民に公開して、新型コロナワクチンの価値を再評価できるようにしてくれると信頼していた」
「mRNAワクチンによって、少なくとも10人の子供の死亡を引き起こしたと、当局が認定するようになったことは、新鮮な空気を吸い込んだような感覚だ」
ファイザーおよびノババックスの広報担当者は、この動きに対してコメントの要請に応じなかった、またはコメントを辞退した。
一方、モデルナの広報担当者は、同社が9月に発表した声明を示し、その中でモデルナは、世界的な監視データが、子供に対する同社ワクチンの安全性を示している。また、アメリカおよび他国の安全性監視システムにおいても、「子供や妊婦に関して新たな、あるいは未公表の安全上の懸念は報告されていない」と述べている。
レッドフィールド氏はまた、新型コロナに感染した場合、ほとんどの子供は無症状または軽症である。また、ワクチンが感染や感染拡大を防がないことを示すデータがあったことから、そもそも子供が新型コロナワクチンを接種する必要があったとは考えていないとも述べた。
一方でレッドフィールド氏は、今も定期的にワクチン接種を受けている。彼自身、高齢者である。
「私はこれまでに8回、自分自身もワクチンを接種している。新型コロナワクチンには大きな課題がある。それは持続しないという点だ」とレッドフィールド氏は語る。
「だから私は6か月ごとに接種している。ただし、たんぱく質ワクチンだ。なぜなら、私は今も感染リスクがあるからだ。もし新型コロナに感染したら、私は入院や死亡のリスクにさらされる立場にある」
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