「世界はなぜ戦争が絶えないのか」。台湾の退役将軍である余宗基氏は軍人でありながら、この問題の解をなかなか見出せずにいた。将校として重い責任を背負いつつ、日常生活では様々なトラブルに直面し、人生の意義を考えることもしばしばあった。
李洪志氏が発表した文章『なぜ人類は存在するのか』と『なぜ衆生を救い済度するのか』を読んで、余宗基氏は「大いに感動した」と振り返る。乱世に身を置きながら、創世主の人類に対する愛を感じ、神に対する信仰心を強く持つことができたと語った。
神を信じ、逆境で己を高める
現役時代は台湾の国防大学で政治戦争学院の院長を務めた余宗基氏は、「無神論」を宣伝する共産党は「世界で最も危険な組織」だと指摘した。無神論にはまってしまい、神に対する信仰心を失えば、救い済度される機会を失ってしまうと懸念を示した。
余宗基氏によると、李洪志氏は文章の中で物事の理を明確に説明し、世間万物には因果関係があると示した。そして、宇宙には「成、住、壊、滅」の過程があり、今は「滅」の最後にあたる「末後」の時期だと明らかにした。
これに対し余宗基氏は、ロシア・ウクライナ戦争や中国共産党による台湾への軍事的脅威、道徳水準の低下、薬物の蔓延、犯罪行為の横行といった現象を挙げ、「これらは一種の警告だ。人類には危険が差し迫っているのだろう」と語った。
もともと神を信じ、輪廻転生や善悪の報いといった考えに賛同する余宗基氏は李洪志氏の文章を読むことで、現世の遭遇は全て因縁関係によるものだと理解した。「人々は困難や不幸に直面した時、これらの因縁関係を見極めることができないために不平や不満を抱くことがある」と余宗基氏。そのような時に、李洪志氏の文章は大きな励みとなり、前向きに考えることができるだろうと語った。そして、人生で遭遇する苦難は神が与えた試練であり、生きているからには楽観的な心を持つべきだと綴った。
李洪志氏は文章『なぜ人類は存在するのか』において、「苦しいからこそ修煉することができ、苦しいからこそ罪業を消すことができるのです」と指摘している。余宗基氏は、苦難に遭遇したときこそ己を高めるべきであり、今生の努力は来世の幸せにつながるとして、積極的に善い行いをするよう呼びかけた。
無神論を宣伝する共産党は「世界で最も危険な組織」
余宗基氏は、因果応報を信じない共産主義の観点から見れば、善行も無意味になってしまうのではないかと考える。さらに、共産党は善悪の報いを信じないため、平気で嘘をつき、人々を騙そうとする。その一例として、中国共産党は新型コロナウイルスの感染拡大について真実の情報を隠蔽し、その結果多くの人命が失われたことを挙げた。
さらに、無神論を信じる共産党は自らの行いが自分自身に戻ってくることを信じないため、残酷で卑しい手段を使うことを厭わないと指摘した。中国共産党の本質は欺瞞と暴力であり、統治下の中国人を残酷に虐げていると述べた。
「中国共産党の恐怖政治を前に、我々はどのように対処し、真実を見極めるべきか」と余宗基氏は語った。「中国共産党が最も恐れているのは、人間に対する神の愛だ。そのため、神に対する強い信仰心を持つことが、何よりも重要となる」
余宗基氏は李洪志氏の文章『なぜ衆生を救い済度するのか』を読んで、創世主は己の全てを人類に捧げ、人類が遭遇するすべての苦難を引き受けたのだと感じた。「人間は、創世主が綿密に計画し按配したこれらのことを理解するための智慧を持つべきだ。そうすれば人類は、創世主が大いなる愛情を注いでいることに幸せを感じ、救い済度されるだろう」と述べた。
多くの方々に読んでほしい
余宗基氏は李洪志氏の文章から、創世主は人間をこの上なく気にかけており、大いなる愛情を注いでいることを感じることができた。普通の人であれば、大きな間違いを犯した人間を簡単に許すことはできないが、その人物が神に許しを乞えば、神は再び救い済度する機会を与えてくれるという。
李洪志氏は、創世主が「三界」を創造したのは、人々が天国への道を築くことができるようにするためだと述べている。余宗基氏は、人々が享楽や物質的な追求ばかり追い求め、浮世の物事に惑わされているが、李洪志氏の文章を読むことで、人間がこの世で生活を営む真の目的を理解できるだろうと考えている。
余宗基氏はまた、中国共産党の喧伝に惑わされることなく、善良な行いをすべきだと指摘した。「人間の一生涯は長いようで短い。一度きりの機会を逃せば、後悔してもし切れない」と余宗基氏。「善か悪かの選択は自らが救われるかどうかに影響する。神は人間に強制することはない。しかし、自らを変えるという決定を下すのは、他でもなく自分自身だ」
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