[12日 ロイター] – ロシア民間軍事会社ワグネルの武装反乱後に消息が分からなくなっているスロビキン・ロシア航空宇宙軍総司令官は「休養中」だと、ロシア下院のアンドレイ・カルタポロフ国防委員長が12日明らかにした。
ウクライナ侵攻でロシア軍の副司令官を務めるスロビキン氏は、6月23-24日にワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏が起こした武装反乱の中止を動画で呼びかけたのを最後に、公の場に姿を見せていない。
これについてカルタポロフ氏はソーシャルメディアに投稿した動画で「スロビキン氏は現在休んでいる。今は(彼に)会うことができない」と語っている。
スロビキン氏はプリゴジン氏と親しい関係と伝えられてきた。米紙ニューヨーク・タイムズは先月、米情報機関の情報として、スロビキン氏は武装反乱を事前に承知しており、ロシア当局が共謀の事実がなかったかどうか調べていると伝えた。
また複数の報道でスロビキン氏は拘束されたとされているが、ロシア側は今のところ公式に認めていない。
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