[ワシントン 11日 ロイター] – ガーランド米司法長官は11日、バイデン大統領の息子ハンター・バイデン氏(53)の疑惑捜査に向け、ワイス特別検察官を任命した。ワイス氏はハンター氏が刑事訴訟に直面する公算があるという見方を示し、バイデン大統領が再選を目指す2024年米大統領選に影響が及ぶ可能性もある。
ハンター氏は6月、税金未納と銃所持を巡る容疑で訴追された。その後、検察と司法取引で合意したが、連邦地裁は7月下旬、検証にさらなる時間が必要として、司法取引の承認を見合わせた。
また、議会では野党共和党から捜査が甘いとして批判の声が強まっていた。
ガーランド長官は記者会見でワイス特別検察官の任命について、「司法省の独立性やデリケートな問題に関する説明責任へのコミットメント強化」と述べた。記者団からの質問は受け付けなかった。
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