[北京 13日 ロイター] – 中国税関総署が13日発表した統計によると、9月の鉄鉱石輸入量は1億0118万トンで、2020年10月以来の高水準だった8月から4.9%減少した。国内産の供給増加や、鉄鋼生産の採算悪化が背景。
前年比では1.47%増加した。
コンサルティング会社マイスチールによると、中国の製鉄会社で利益が出ているのは9月末時点で全体の3分の1程度にとどまった。
今月に入って2大輸出国のオーストラリアとブラジルからの輸入が減少しており、減少傾向は続くとみられている。
スチールホームのデータによると、主要港の鉄鉱石在庫は9月28日時点で1億0850万トンで前月比8.5%減、前年比19.7%減だった。
1─9月の輸入量は前年比6.7%増の8億7665万トンで過去最高だった。
9月の鉄鋼製品輸出は806万トンで前年比61.8%増加する一方、前月からは2.66%減少した。1─9月の輸出は6682万トンで前年比31.8%増加した。
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