このほど、中国中央テレビ(CCTV)の元記者だった王志安(日本在住、ツイッターなどでの活動名は「王局志安」)氏について、日本で中共の対外宣伝を担う国家安全省の工作員、つまり「中共のスパイ」である可能性が濃厚とみられている。
これを受けて「中共による(日本への)さらなる浸透を防ぐため、王志安を国外追放せよ」と、日本政府に求める声が広がっている。
エポックタイムズでもおなじみの時事評論家・李沐陽氏は、自身の新聞報道セルフメディア「新聞看点」のなかで、次のように明かした。
「『王局志安』は、台湾の国家安全局によってリストアップされている中共の高級スパイだ。台湾の情報筋から私に、その確認がとれたと告げられた」
今月、世間を騒がせた「中華料理・西太后」事件の後、王志安氏は中国の愛国者側に立つ動画を製作するとともに、日本人が経営する「西太后」を起訴すると主張した。
王志安氏はまた、通常は在外の自由な立場で中国の現政権に批判的な人士を装いながら、いっぽうで中共に同調する言論も多くみられている。
海外在住の哲学博士でウェブ作家の李勉映氏は「中共はすでに極限状態にある。そのような状況下で、これまで中共が海外で育ててきたスパイたちの動きは、今後活発になるだろう。スパイたちを、国外追放しなければならない」と呼びかけている。
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