[ベンガルール 24日 ロイター] – S&Pグローバルがまとめた1月のインドのHSBC総合購買担当者景気指数 (PMI)速報値は61.0と12月確報値の58.5から上昇し、昨年9月以来の高水準となった。需要増加が寄与した。
景況改善・悪化の分岐点となる50を30カ月連続で上回った。
HSBCのインド担当チーフエコノミスト、プランジュル・バンダリ氏は「製造業の生産増加とサービス業の一段の活発化を背景に経済成長は1月に加速した」と指摘。
「新規受注は前月より速いペースで増加し、中でも海外からの受注が以前よりも好調だった」と述べた。
1月の製造業PMIは56.9で前月の54.9から上昇。サービス部門PMIも61.2と前月の59.0を上回った。
製造業の新規受注は4カ月ぶりの高い伸びを記録。サービス部門の伸びは昨年7月以来の高さとなった。
需要増加を受けて今後1年間の見通しも改善した。
雇用は20カ月連続で拡大。サービス部門で伸びが大きかった。
全般的な生産価格の伸びは鈍化したものの、投入価格は昨年8月以来の高い伸びとなり、物価圧力が高止まりする可能性を示した。
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