健康が不安観される米国のバイデン大統領(81)は28日、ワシントンのウォルター・リード軍医療センターで定期健康診断を受けた。結果は良好で、担当主治医は「引き続き職務遂行できる」との声明を発表した。
主治医によれば、無症状の心房細動や季節性アレルギー、治療中の睡眠時無呼吸症候群などの症状はみられるものの、健康状態は安定しているという。
11月の大統領選で再選を目指すバイデン氏だが、健康状態を不安視する声もある。今月はじめにロバート・ハー特別検察が発表したバイデン氏の機密文書取扱問題の調査報告書によると、副大統領としての任期満了時期や、息子のボー・バイデン氏が亡くなった日付などを思い出すことができなかったという。
これを受け、共和党所属の議員83人は、バイデン大統領に対し「臨床的に有効な認知スクリーニング評価を受け、その結果を公開するよう」要求する書簡に署名した。
米ABCニュースと調査会社イプソスが今月実施した2024年大統領選挙に関する世論調査によると、バイデン氏が「2期目を務めるには高齢過ぎる」と回答した人は86%に上った。共和党候補のトランプ氏(77)については、62%が同様の懸念を表明している。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。