無所属出馬のRFKジュニア氏、カリフォルニアの大統領投票でスポットを獲得

2024/05/02 更新: 2024/05/02

米大統領選に無所属で出馬を表明しているロバート・ケネディ・ジュニア氏は、アメリカ独立党(AIP)から推薦を受け、カリフォルニア州の大統領選挙投票に立候補する資格を得たと発表した。

ケネディ氏は先週公開された動画の中で、彼とランニングメート(伴走者)であるニコール・シャナハン氏は、米国で最も人口の多いカリフォルニア州で正式に選挙票に載る資格を取得したと述べた。

さらに、「皮肉なことに」AIPは当初、1960年代の差別主義政治で知られるジョージ・ウォレス元アラバマ州知事の政党だったが、「独自の再生」を遂げたと付け加えた。

「AIPは偏見や憎しみではなく、思いやりと団結、理想主義、常識を象徴する党として生まれ変わった」「独立候補が二大政党に阻まれることなく、アメリカを結束させるのに役立つためにその戦線を利用することができるようになった」

AIPのプレスリリースによれば、同党はカリフォルニア州で3番目に大きな政党であり、同州の登録有権者数は83万5千人を超えている。

AIPのビクター・マラーニ州委員長は、ケネディ氏とシャナハン氏を州の投票用紙に載せるために必要な書類をすべてカリフォルニア州州務長官に提出したと述べた。

「わが党は、カリフォルニア州の2200万人の有権者全員に、ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏を大統領候補として投票する機会を提供できることを喜ばしく思う。有権者は、アメリカを団結させる真のリーダーを切望している」と声明で述べた。

ケネディ・キャンペーンの西地区フィールド・ディレクターであるジョー・クック氏は、AIPは「その目的を再定義し、志の高い候補者に主要政党以外で公職に就くための道を提供している」と述べた。

昨年10月に民主党の大統領予備選から離脱し、無所属で出馬することを表明して以来、ケネディ氏は50州すべてとコロンビア特別区で総選挙の投票用紙に名前が載ると述べてきた。

民主党と共和党から予想される署名の有効性に関する争いに対抗するため、ケネディ陣営は、すべての州で必要とされる署名より60%多い署名を集めているという。

ケネディ氏の家族の中には、ケネディ氏が無所属で大統領選に出馬することを 「危険だ」「わが国にとって危険だ」 と非難する者もいる。

3月25日のCNNとのインタビューで、妹のローリー・ケネディ氏は、彼の選挙運動がバイデン大統領から票を「吸い上げ」、トランプ前大統領の当選の可能性を高めていると考えているため、彼の無所属出馬を危険視していると説明した。

「これは私たちの生涯で最も重要な選挙だと強く感じている。ほんの一握りの票で決着がつくだろう」「ボビー(ケネディ・ジュニア氏)がバイデン氏から何割かの票を奪うだけで、選挙が変わり、トランプ氏の当選につながるのではないかと心配している」

関連特集: 2024米大統領選