ウクライナ保安庁(SBU)は7日、ゼレンスキー大統領と複数の高官を対象としたロシアの暗殺計画に関与したとして、国家反逆などの容疑でウクライナ国家警備局の大佐2人を拘束したと発表した。
2人は、ゼレンスキー氏の警護に近い人物の中から、同氏を人質に取って殺害する実行犯を探す計画を立てていた。ロシアに機密情報も漏らしていたという。
ウクライナ保安庁によると、2人はロシア連邦保安局(FSB)から指示を受けていたという。
ゼレンスキー氏以外にも、ウクライナ保安庁のマリュク長官や国防省のブダノウ情報総局長も暗殺の対象となっていた。
ウクライナ保安庁は、ブダノフ氏の暗殺は5日の正教会の復活祭前に行われる予定だったとしている。
ロシア政府は、この件について何も声明を出していない。
これまでも何度か暗殺が計画され狙われている。ゼレンスキー氏は昨年秋、ウクライナ治安当局は少なくとも5件のロシアによるゼレンスキー氏の暗殺計画を阻止したと述べている。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。