26日、予備自衛官制度創設70周年記念祝賀会が開かれた。岸田文雄首相はビデオメッセージを送った。
岸田氏は予備自衛官制度について、いざという時に防衛力を拡張するための制度だと述べた。予備自衛官制度は創設して以来、70年間にわたり、重要な役割を担ってきて、災害や有事に必要不可欠だと指摘した。
また、1月1日に発生した能登地震において、予備自衛官、即応予備自衛官が直ちに招集に応じ、常備自衛官と共に被災地で救援活動を行っていたことに触れた。予備自衛官の家族、雇用主や、支援・協力している関係者に感謝の意を表した。
岸田氏は、厳しい安全保障環境の下、予備自衛官と共に、日本と国民を守り抜いていくと述べた。
日本では、即応予備自衛官制度、予備自衛官制度、予備自衛官補制度という3つの制度を設けている。普段は社会人や学生としてそれぞれの職業に従事しながら、 一方では自衛官として必要とされる練度を維持するために訓練に応じる。予備自衛官と即応予備自衛官は、防衛招集や災害招集などに応じて出頭し、自衛官として活動する。
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