4日午後、中国青海省海東市で建設中のトンネルが崩落する事故が起きた。トンネル内に閉じ込められていた建設作業員3人は後に発見されたが、全員の死亡が確認された。
公開資料によると、今回崩落したトンネル「青海加西公路互助北山特長隧道(全長1万1177メートル)」は青海省において最長のトンネルとなるが、施工は難易度が高くかつ危険である。
なお、事故が起きる3週間前の5月13日、中国の水力発電所建設企業である「中国水利水電第四工程局有限会社」は事故の起きたトンネルの出口で崩落時を想定した避難訓練を実施したばかりだった。
先月1日にも、同国広東省梅州市にある高速道路の路面の一部が崩落する事故が起きた。「死者48人、負傷者30人」と当局が死傷者数を発表して以来、続報はない。
先月26日、同国重慶市のトンネルでも深刻な漏水が発生している。このトンネルは開通からまだ3年も経っていない。
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