7日午前9時ごろ、中国黒竜江省ハルビン市香坊区の店舗でガス爆発事故が起き、複数の市民が負傷した。
現場近くに駐車していた自動車は激しく変形し、2階の窓ガラスが吹き飛ばされるなど、その被害は甚大で、まるで爆弾が落ちたかと見まごうほどだ。現地市民によると、爆発が起きたのは店舗地下室で、爆発の時、住民は「トウモロコシを煮ていた」という。
先月にも同じ町内(香坊区)で同様のガス爆発事故がおきており、3人が負傷、1人が死亡した。この時も爆発の影響で付近の建物は激しく損壊し、爆発が起きた集合住宅の部屋の老婦人は爆風によって吹き飛ばされて4階の高さから地面に落下して死亡した。
わずか1か月の間に2件もガス爆発が起きたこの事態に、地元民の不安が広がっている。
中国では集合住宅や飲食店における「被害規模の大きいガス爆発事故」がなぜかやたらと頻発している。
今回、店内で飲食していた客だけでなく、付近の住民や通行人などもふくむ多くの市民が巻き添えになり死亡した。数百メートル離れた民家でも、爆発の衝撃や爆風で窓ガラスが割れるなどの被害が出ている。
こうしたガス爆発事故の防止策として、ある地方の当局が、飲食店の料理人に「消火器を、ひもで体に吊って調理する」というとても不可解な指示を出しているが、その効果があったとは報告されていない。
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