最近の報道によると、一人の医師兼科学者がエポックタイムズに、2003年のSARSの流行後、中国共産党(中共)はウイルスの潜在的な危険性を認識し、それを生物兵器として利用する方向で動き出したと述べた。
医学とバイオテクノロジーの専門家であり企業家でもあるスティーブン・クエイ博士は、
「中共がウイルスを生物兵器として利用する可能性を示唆する明確な証拠がある」と言う。
クエイ博士は過去にスタンフォード大学医学部で教鞭をとり、現在はアトッサセラピューティクス社の最高経営責任者(CEO)を務めている。博士によると、中共は致死性の高いニパウイルスに関する研究を進めており、その研究には武漢ウイルス研究所のデータも含まれているとのことだ。
さらに、クエイ博士は、中共の影響下でのウイルス研究や武漢での肺炎流行を踏まえ、武漢ウイルス研究所を含む関連機関が行っているニパウイルスのリスクの高い研究が、万が一のウイルス漏洩をより致命的なものにする恐れがあると懸念を示している。
クエイ博士は、次のように指摘している。
「もしウイルスが流出する前に国民向けのワクチンを開発することができたならば、異なる結果を引き起こせたはずだ。それは経済を揺るがす武器であり、また恐怖をあおる手段でもある」
ニパウイルスはコウモリや豚から人に感染する病原体で、致死率は40%から75%と非常に高いが、空気を介した感染は起こらない。
クエイ博士の報告によると、武漢ウイルス研究所は2019年12月に新型コロナウイルスや武漢肺炎の初期患者に関するデータを公開した後、研究所内で20件の交差汚染が確認された。しかし、その時点で未公開だったのは、ニパウイルスに関する研究だけだった。
クエイ博士はさらに、「私たちは感染能力を持つクローン化されたニパウイルスを見つけた。これは明らかに全ての生物兵器禁止条約に違反しており、ニパウイルスのクローン化は決して許されるべきではない」と述べている。
また2021年、カナダのウィニペグ国立生物実験室から解雇された中国出身のウイルス学者、邱香果氏が以前、ニパウイルスを武漢のウイルス研究所に送付していたことが明らかになった。
彼女(邱香果氏)が中国に戻った後、その名前は武漢ウイルス研究所が申請したニパウイルスの抗体に関する特許文書にも記されている。
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