中国共産党のイデオロギー洗脳教育のもとで、全国の子供たちは幼い頃から「中国共産党を愛する」「党指導者を愛する」「共産主義の後継者になる」という思想を植え付けられてきた。
共産党の下部組織・少年先鋒隊に加入させられた子供たちの首に巻かれた赤いスカーフは「殉教者の血で」染められ、教科書で董存瑞(とう そんずい)の「命を犠牲にして地下壕を爆破した」ことを学び、アメリカや日本といった架空の敵に向かって叫ぶ「赤い極端な愛国教育」を実施している。
こうした共産党の洗脳に晒されている中国の子供たちの生活は決して幸せなものではない。近年、特に昨年は、子供の不自然死や不可解な事件が相次ぎネットに晒されている。
5月20日には世間を震撼させる事件が起きた。江西省鷹潭市にある明徳小学校で殺人事件が発生し、一人の犯人が校内でナイフを振って人を斬り、2人が死亡、10人が負傷し、そのうち6人は軽い擦り傷を負った。犯人は女性で、当校に勤務する教員の家族と推測されている。
ネットユーザーは、学校が最も危険な場所になっていることに衝撃を受けている。近年、中国の政治経済状況が深刻に悪化し、不動産業が低迷、失業が大幅に増加、多くの中産階級が貧困に戻り、貧困層の生活がさらに困難になっている。増幅する社会不安が社会報復を動機とする凶悪事件を誘発しており、幼児や小学生が加害者のターゲットとなるケースも決して少なくはない。
ここ数年、保育園児や小学生が刃物で襲撃される事件がさまざまな場所で繰り返されており、校内や校門、学校周辺で発生した事件もあるため、学校内外の子供の安全が保護者にとって最も重大な懸案になっている。
3月13日、河北省邯鄲市に住む13歳の生徒、王子耀くんが同級生3人にいじめられて殺され、遺体はシャベルで顔を傷つけられたまま野菜小屋に埋められた。この犯人の残忍な殺害方法は中国社会に衝撃を与えた。加害者の子供3人は、ネット上で「悪魔」と呼ばれ、保護者が激しく非難している。
王子耀くん殺害事件は、犯人3人と被害者がいずれも14歳未満だった。中国共産党が制定した「未成年者保護法」によれば、犯人は年齢により罪を免れる可能性が高く、ネット上では大きな関心を呼んでいる。中国の親子にとって、子供たちがいじめられ、残忍な仕打ちを受ける一方で、殺人犯が何の償いもせず逃げてしまうのは悲しいことではないのか?
昨年12月末、河南省商丘市の管轄下にある寧陵県の玉花園学校に通う14歳の楊劉洋くんが、傷だらけの体で校内で変死した。 家族は生前に暴力を受けたのではないかと疑ったが、中国当局は「ビルから飛び降り自殺した」と主張した。ネットニュースでは、楊くんは担任の教員に殺害され、6階の最上階まで運ばれて屋上に捨てられたと噂されている。また、校長と女性教師の不倫関係を目撃した後、校長に殺されたとも言われている。
今年1月上旬、この事件をきっかけに1万人が真相究明を求めて街頭で抗議行動を起こしたが、警察によって迅速に鎮圧された。警察は遺族を脅迫し、地元のネットワークを遮断、数百人を逮捕し、動画を撮影した者に対してネットに投稿しないという「保証書」を書くよう強要した。
警察は意図的に真相を隠ぺいし、国民を欺いてきた。安定維持のために世論をコントロールし、遺族をコントロールすることに躍起になっており、この事件の封じ込めに執念を燃やしている。
それだけでなく、中国共産党の高官らが若い女性を売春している事件をたびたび暴露されてきた。最近、福建省福州市の三坊七巷にあるクラブハウス「紅楼」の事件で、情報提供者が激白し、その中でも身の毛がよだつ話は、クラブハウスの最年少女性は「14歳の中学生」で、中国共産党の高官が子供を買春している疑惑が明らかになった。
未成年者を売春する中共(中国共産党)幹部は昔からいる。中共が管理する英字紙チャイナ・デイリー傘下のプロパガンダ紙「チャイナ・ウォッチ」によると、2020年、福建省泉州市のホテルが崩壊した後、調査チームは、官憲が集団で児童を強姦する最大級の小児性犯罪の事件をうっかり発見してしまった。この事件には福建省泉州市の500人以上の公務員と数百人の幹部レベルの幹部が関与している。
中共の統治下で、中国社会で親にとってさらに恐ろしいことがある。次のケースである。雲南省昭通市に住む8歳の少女、王思竣ちゃんが昨年8月、雲南省にある病院に騙されて健康診断を受けさせられた後、入院を強要され、最終的には病院に臓器を収奪されたという衝撃的な事件である。
王思竣ちゃんの母親によると、王思竣ちゃんは小児科に入院して治療中、採血が多く、点滴の期間が長く、入院8日目で不可解な病棟で死亡した。この子は親が知らないうちに死亡し、他人の口から親は知らせを聞いて病院に駆け込んだが、病院側は親に遺体を見せることを頑なに許可しなかった。
王思竣ちゃんの母親は、検死の結果「体の中で最も大切なもの」が消えていたと述べている。しかし、病院は王思竣ちゃんの死後、両親に「臓器提供同意書」への署名を強要し、医師はカルテを記入するのに何時間もかかったという。
王ちゃんの母親はまた、恐ろしい詳細を語った。病院の小児科では、病棟で多数の子供たちが男女に分かれて生活しており、看護師がドアを見守っている。そして、当直の看護師がいて、子供たちは同じ薬を服用しているというのだ。
王思竣ちゃんの事件を地元の衛生委員会は立件しなかった。母親はわが子のために正義を貫くと誓ったが、中国共産党の体制下でその願いは本当に叶うのだろうか?
王思竣ちゃんと類似するケースがある。中国南東部・江西省に住む高校1年の男子生徒、 胡鑫宇 ( こきんう ) さん(15)が昨年10月中旬、高校の宿舎を抜け出して行方不明になった。警察は「自殺」としたが、遺体の発見状況には不可解な点が多く、中国のソーシャルメディアでは「他殺だ」との観測が飛び交っている。「臓器狩りの被害者ではないか」との見方も浮上しており、中国社会に波紋を広げている。
中国共産党統治下の中国に生まれた子供たちは深く悲しんでいる! 不可解な偶然が多すぎる。偶然怪我をした、偶然ビルから飛び降りた、偶然行方不明になった、誘拐された、いじめられた、故意に殺害された、強姦された、臓器目的で殺害されたなど。
これらは中国共産党の腐敗が主因である。中国の伝統文化にある美徳を「整風運動」や「文化大革命」で破棄するとともに、闘争哲学や物質主義、拝金主義を中心とする共産党の文化を国民に植え付け、共産党に忠誠を誓わせ、戦狼の子を育成した。
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