最近、中国蘇州市で発生した、日本の幼い子供たちを狙った凶行で、スクールバスの前で子供たちを守った中国人女性の胡友平さんが、6月26日に重傷で亡くなった。
日本の大使館は彼女に追悼の意を表して半旗を掲げたが、中国共産党(中共)政府は事件の詳細を隠蔽し、市民の追悼行動に圧力を加えた。
6月24日、蘇州で日本人が襲われる事件があり、胡友平さんは勇敢に加害者から日本人女性と子供たちを守ったが、負った傷が深く、26日に亡くなった。
日本の駐中国大使館は6月28日、SNSで哀悼の意を表し、胡友平さんへの敬意を示すために半旗を掲げた写真を投稿した。
日本の元首相、鳩山由紀夫氏もSNSで胡友平さんの勇気ある行動を称賛し、彼女の冥福を祈った。
時事評論家の王赫氏は、「中国には『人命は天に次ぐ』という言葉があるが、中共が政権を握って以来、中共の首脳以外で、一般の中国人が亡くなった際に、半旗を掲げた例はあるだろうか」と述べている。
別の時事評論家である秦鵬氏は「日本政府は国際的な常識に則って行動し、生命を大切にする姿勢に感謝の意を表した。対照的に、中共政府の対応は虚偽に満ちており、事件発生後の外交部の態度は冷淡で、責任を転嫁し、ただの『偶然の事故』として処理しようとした」と述べた。
当局は事件後の2日間、加害者を擁護する声が広がるのを黙認していた。
28日には、胡友平さんが亡くなったバス停に、市民たちは献花に訪れたが、ネット上でその花が速やかに撤去されたことが報告されている。
さらに、ネットでの情報によれば、その小さなバス停の周囲では、なんと20人以上の私服警官が監視を行っており、様々な口実を使って市民からの献花を取り上げているようだ。
「この事件は、中共が国内の問題を覆い隠すために、長い間日本やアメリカを敵役に仕立ててきた歴史と無縁ではない」
時事評論家の秦鵬氏は「改革開放後、中国に対して最も多くの支援をしてきた国の一つが日本で、巨額の寄付をしている。しかし、残念ながら中共は、自己の利益を最優先に考え、これらの事実を隠し、全ての成果を党の功績として主張した。問題があれば他国の責任にし、国民を洗脳した。その結果、中国人は党に盲従するか、自分で考えることをしない人間になってしまったのだ」と述べた。
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