近年、中国では経済不況で失業者が増え続け、庶民は不公平な仕打ちを受けても訴える場もなく、泣き寝入りするしかない絶望的な現状のなかで、社会報復に走る市民が後を絶たない。
5月、上海の地下鉄車内で「プラスチック爆弾入りの小包」が発見されたという情報が最近、NTD新唐人テレビに寄せられた。幸い爆発前に清掃業者によって見つけられ、上海市の名門校「復旦大学」の化学系の4年生が容疑者として逮捕された。動機は「もうすぐ卒業だというのに就職先が見つからず、社会に報復しようとした」とされている。
なお、プラスチック爆薬は金属探知機にも反応しないためテロリストも愛用する。
この先例もあり、先週閉幕した「第7回 中国国際輸入博覧会 2024(11月5~10日)」の開催期間中、開催地・上海では警備が強化され、特に「地下鉄駅構内の不審な包み」に対する注意喚起とともに駅構内のパトロール強化が呼びかけられていた。
「博覧会期間中、上海の地下鉄駅で怪しい人物が爆弾入りと思われる小包を駅構内の目立たない場所に置いていた」と現地の公安当局が内部向けの会議で伝えたことを情報筋がNTD新唐人テレビに明かした。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。