バイデン大統領の選挙キャンペーンチームは今週、前大統領トランプ氏が提案したゴルフ対決を拒否した。これは、2週間前の2024年米大統領選初のテレビ討論会で、バイデン氏自身がこの競技について言及したにもかかわらずのことである。
7月9日(現地時間)、フロリダ州で行われた選挙集会で、トランプ氏はバイデン氏に対し、ドラルのトランプナショナルブルーモンスターゴルフコースで、18ホールのゴルフ対決を提案。トランプ氏はバイデン氏に20打のハンデを与え、バイデン氏が勝利した場合にはバイデン氏が指定する慈善団体に100万ドルを寄付すると約束した。
さらに、トランプ氏は今週中に再び討論会を行うようバイデン氏に呼びかけた。
バイデン選対はこのゴルフ対決の提案を拒否したが、最初にこの話を討論会で持ち出したのはバイデン氏であった。バイデン選対は、トランプ氏が提案した今週の第二回討論会についてはコメントを控えている。
6月27日(現地時間)に行われた初の大統領選テレビ討論会では、トランプ氏は自分のゴルフの成績について言及した。
トランプ氏は「私は最近2つのクラブチャンピオンシップで優勝しました。しかも年長組ではなく」と語り、「これを達成するにはかなり賢くなければならないし、遠くまでボールを飛ばす力が必要だ」と付け加えた。
トランプ氏はバイデン氏について「彼には無理だ。50ヤードも飛ばせない」と語った。
バイデン氏は「聞いてくれ、私は彼(トランプ氏)とゴルフの試合をするのは大歓迎だ。副大統領だったとき、私のハンデキャップは6まで下がった」と応じた。
ハンデキャップはゴルフにおいてプレイヤーの実力を示す指標で、数値が低いほど実力が高いことを意味する。
5月、バイデン陣営は6月と9月に討論会の日程を提案し、トランプ氏はソーシャルメディアプラットフォーム(Truth Social)に「来月と9月に討論する準備ができている」と投稿していた。
両者の選対はすでにABCの招待を受け入れており、9月10日に観客のいないスタジオで第二回討論会が開催される予定である。
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