7月10日、フィリピン空軍は60年ぶりに海外に派遣され、中共の脅威に対する対応力を高める目的で、20か国が集うの国際軍事演習に参加した。
同日、フィリピンからのFA-50戦闘機4機と空軍兵士162人がオーストラリア北部の地に足を踏み入れ、20か国から集まった合計140機の航空機が参加する大規模な演習に参加した。
この演習は「ピッチブラック」と称され、3週間の期間を設け、2年に一度オーストラリア空軍のダーウィン基地とティンダル基地で実施される。米国のF-22ステルス戦闘機やオーストラリアのF-35A、F/A-18戦闘機などの参加も確認されている。
これは1963年以来、フィリピン空軍が戦闘機を海外に派遣した初のケースであり、フィリピン軍の戦闘能力の向上と、将来における戦争への備えを目的としている。
中共(中国共産党)とフィリピンは、南シナ海における領有権をめぐって度重なる衝突を繰り広げており、最近ではその対立がさらに激しくなっている。6月に起きた衝突では、フィリピンの海軍兵士が重傷を負った。
中共の動きに対抗するため、米国、オーストラリア、日本、フィリピンは今年の4月に南シナ海で共同海軍演習を行った。
さらに、日本は7月8日にフィリピンとの間で防衛協力協定を締結し、お互いの国での合同軍事演習を可能にするため、軍隊の展開を認めることで合意している。
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